足の洗い方:きれいに洗うことから水虫の治療は始まります
水虫を治すために、そして、再び水虫にならないために、きれいに足を洗う習慣を身につけましょう。石けんの選び方から、正しい洗い方までポイントを押さえていきましょう。
石けんの選び方
石けんは、水虫になっていても、皮膚がジュクジュクしていたり赤くなってたりしなければ体を洗っているボディーソープなどで充分です。
ただ、水虫の急性期や二次感染を起こしているとき、炎症が起こっているときなど皮膚が敏感な状態のときは水虫用に石けんを用意したほうがよいでしょう。
「皮膚が敏感なときに石けんで洗っても大丈夫?」と疑問に思うかもしれません。
水虫のために皮膚が敏感な状態になっていても、必ず石けんで洗ってください。患部の清潔を保つことが治療の第一歩です。
皮膚が敏感な状態のときは、次のような石けんを選んでください。
- 無香料
- 無着色
- 防腐剤などの化学物質を使っていない
- 界面活性剤を使っていない
- 安全な油を使っている
- 天然の保湿成分を使っている
石けんは本来、オリーブオイルなどの油と水を苛性ソーダに反応させて混ぜ合わせて作ります。本来の作り方で作った石けんは界面活性剤や増泡剤を使わなくても泡立ちが豊かで洗浄力が高いのです。
そして、皮膚から余分な油を奪わなず、肌のバリア機能を壊すこともないため洗い上がりがしっとりとなめらかになるのです。
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正しい足の洗い方
どんなに安全な石けんを使っても、洗い方が雑では意味がありません。正しい洗い方は次の通りです。
- 足をぬるま湯にひたし、やさしくこすり洗いをする
- 手に石けんをとり、しっかりと泡立てる
- 足全体を石けんの泡で包むようにし石けんを行き渡らせる
- 足の指一本一本を泡を滑らすようにして洗う
- 足の裏を泡を滑らすようにして洗う
- 踵から踝までを泡を滑らすようにして洗う
- 足の甲も泡を滑らすようにして洗う
- 流水で泡をしっかりと洗い流す
ごしごしとこすり洗いをしたり、石けんを直接肌にこすり付けたりしてはいけません。汚れは泡が包み込んで浮かせて取り去るのです。皮膚の上で泡を滑らせるイメージで洗ってください。
足を洗った後は?
足をせっかくきれいに洗っても、その後の対処が不十分ではとてももったいないですね。
お風呂から上がったら
- 清潔なタオルで足の指までしっかりと水けをふく
- 薬をぬる
- 靴下を履く
事を守ってください。
水虫はカビなので、湿った環境が大好きです。患部をしっかりと乾燥させ、水虫が住みにくい環境にします。
足を洗った後は皮膚がふやけているので水虫の薬が浸透しやすくなっています。足を洗うのはお風呂の時ですが、できれば朝も足をきれいに洗ってから薬をぬるといいですよ。
水虫の薬をぬるのは、朝と夜です。たった2回の機会なのでひと手間かけて薬の効果を最大限に生かしてください。
薬を塗った後はべたべたするし、裸足で歩いていると家の中に白癬菌をばらまいてしまいますから、お風呂上りも薬を縫って乾燥させてから靴下を履くようにしてください。