いんきんたむしの原因は水虫!治療法は?女性でもなるの?
いんきんたむしが足や手以外にできた水虫だということを知らない人は多いようですね。股間にできたものを「いんきんたむし」それ以外の場所の物を「たむし」と言います。男性の病気というイメージがありますが女性もかかります。
いんきんたむしの原因は?
いんきんたむし(体部白癬・股部白癬といいます。)の原因菌は、水虫と同じ白癬菌です。いんきんたむしを患っている人のほとんどは、足の水虫にもかかっています。
足の水虫を掻いた手で、身体の他の場所を掻いてしまい、その場所で白癬菌が繁殖して症状があらわれます。
自分の水虫から感染する以外には、ペットからも感染します。
そうです。ペットが水虫になることもあるのです。もし大切なペットが円形脱毛症など皮膚の異常を抱えていたら、水虫が原因なのかもしれません。ペットの水虫は、ほとんどがペットショップで感染しますが、まれに土壌から感染することもあります。
いんきんたむしの症状は?
いんきんたむしは円形状に隆起した湿疹ができます。非常にかゆく、病変は広範囲に広がっていきます。
股間にできた皮膚の病変をいんきんたむし(股部白癬)、それ以外の場所にできたものをたむし(体部白癬)といいます。
女性でもいんきんたむしにかかることがあります。女性の場合は、陰部だけでなく、臀部まで湿疹が広がっていきます。
いんきんたむしの治療は?
いんきんたむしの治療は、他の水虫と同様に肌がターンオーバーし、正常な皮膚に生まれ変わるまでの間行います。
まず、患部を清潔に保つため、1日1回は石けんできれいに洗い、よく拭いて乾燥させます。
薬は入浴後と朝の2回、広範囲に塗ります。
患部が蒸れると白癬菌が活動しやすくなります。下着は木綿の物を身に着け、毎日取り換えます。
皮膚のターンオーバーは2週間ほどで完了しますが、治療は4週間は続けた方がよいでしょう。患部に白癬菌が残っていると翌年の夏に再発します。
白癬菌は再感染しやすく、何度も症状を繰り返す傾向があります。薬を選ぶときはバリア機能が高い製品を選んだ方が効果的です。