水虫なのかどうかを見分けるたった2つのポイント
水虫かもしれないと思ったら、皮膚科に言って顕微鏡で白癬菌がいるかどうかを診てもらいましょう。でも、水虫で病院に行くのは恥ずかしいという人や、忙しくて時間がない人など、病院にいけない人もいると思います。病院にいけない人は、次の2つのポイントが自分に当てはまるかどうかで水虫の可能性を探ることができます。
発症した季節
皮膚科のお医者さんが突然忙しくなる時期があります。皮膚科のお医者さんが忙しくなると言う事は、急に患者さんが増えるということです。
では、急に皮膚病が増える時期とはどんな時期なのでしょう?
答えは、「気温が15度を超える時期」です。
気温が15度を超える時期と言えば、4月~5月のちょうど人間が気持ちよく活動できる季節です。そんな季節に増える皮膚病は、ずばり「水虫」です。
水虫の原因菌白癬菌はカビの一種なので、活動するためには一定以上の温度と湿度が必要です。白癬菌が活動できるかどうかの境目の温度が大体15度くらいなのです。
ということは、15度を下回ると白癬菌の活動は止まります。だからと言っていなくなるわけではなく、角質層の中で冬眠のようにじっと身を潜めて次の春を待っています。
4月~11月の間にできる皮膚病は、水虫である可能性があります。とくに、冬は症状が出ないのに毎年温かくなるとかゆくなるのであれば、かなり水虫の可能性が高くなります。
ただ、季節で判断するのであれば、気を付けてほしいことがあります。それは、冬の水虫も増えているということです。
冬、温かなブーツをずっと履いているという女性は、冬でも水虫の症状に悩まされることがあります。「冬だから水虫じゃないわ。」と判断するのは危険です。
発症した部位
水虫が発症しやすい場所は、足の薬指と小指の間の股、そして土踏まずです。足の薬指と小指の間の股や土踏まずに米粒から小豆大くらいの水疱が点在しているときは、かなり高い確率で水虫だと考えていいでしょう。
米粒よりも小さな水疱ならば、水虫ではなくかぶれだと思われます。
また、足がかゆいといっても、足の甲に水虫ができることはまずありません。足の甲がかゆい時もかぶれだと考えてよいでしょう。
まとめ
水虫かどうかは、発症した季節と発症した部位の2つのポイントで見分けます。
気温が15度以上の季節に、足の薬指と小指の間の股、もしくは土踏まずに米粒から小豆大の水疱ができている場合はまず水虫を疑ってよいでしょう。
ブーツなど、冬に蒸れやすい靴をよく履く人は、冬でも水虫の症状が現れる可能性があることを覚えておいてください。
水虫の症状を疑うときは、できれば病院で治療を受けて下さい。
病院に行きたくない人、時間がない人は、市販の薬を利用しても構いません。市販の薬を使うときは、次の事に注意してください。
- 皮膚が赤くなるなどの異常があらわれたら薬の使用を中止する。
- あまり強い刺激を感じる薬は使わない。
- 症状がなくなっても、最低3か月は薬を塗り続ける。
市販の塗り薬はたくさんの種類がありますが、皮膚にやさしい薬を選んだ方が長期間安心して使えます。
また、白癬菌はどこにでも隠れていて、再び皮膚に取り付いて症状をぶり返すことがあります。白癬菌の再感染を防ぐバリア機能がある薬を選ぶと早く水虫を治すことができます。