女性でも水虫になるの?病院に行かずこっそり治す方法はある?
水虫はおじさんがかかるものだというイメージがありますが、実は女性の水虫が増えているのです。水虫で病院に行くのは恥ずかしいから、放置してしまう人も多いようです。でも、早めに治療をはじめないとどんどん悪化していってしまいますよ。
女性の水虫の原因は?
水虫になってしまった女性にまず伝えたいことは、あなたが不潔にしていたから水虫になったわけではないということです。
水虫の原因菌白癬菌は、どこにでもいます。特に危険な場所は温泉やプールです。疲れをとるために出かけて行った温泉施設の足ふきマットや床、フィットネスのプールのマットなど、湿度が多く気温が高い場所には白癬菌が必ずと言っていいほどいます。
水虫は、10人に1人がかかっている病気です。不特定多数の人が出入りし、使用する足ふきマットに白癬菌がいないわけがないのです。
白癬菌が皮膚についても、すぐに発症するわけではありません。白癬菌が皮膚について、水虫の状態になるまで24時間ほどかかります。毎日お風呂に入り、足を洗って拭いて乾かしていたら水虫にはかかりません。
ただ、皮膚の表面に自分でも気が付かないような小さな傷がついていたら、感染の危険性はもっと高くなります。傷口から白癬菌が皮膚の中に入りやすくなるので、白癬菌がついてから12時間ほどで発症してしまうのです。
温泉に入ってゆっくりとした時間を過ごしたあと、白癬菌が足の裏についたとします。足の裏に小さな傷があったら、翌日自宅でお風呂に入るまでの間に、水虫になってしまうことになります。
一度白癬菌がついてしまうと、女性の足は白癬菌にとってとても居心地がよく繁殖しやすいと考えてよいでしょう。とくに、おしゃれな女性ほど。
女性の足をきれいに見せてくれるパンプスは、白癬菌にとってとても住みやすい場所です。パンプスを履くときは、必ずと言っていいほどストッキングをはいていますよね?間違っても、靴下をはくことは無いでしょう。汗を吸う機能がないストッキングをはいた通気性の悪いパンプスの中は高温多湿です。まさに白癬菌にとってはパラダイス!
冬に履くブーツも要注意です。とても温かいブーツの中は蒸れやすく、白癬菌の温床になります。ブーツは洗うことが難しいので、清潔を保つことも難しいですよね。
水虫の治療はどうしたらいいの?
女性が水虫で病院に行くのは勇気がいります。でも、確実になおしたいと考えているのなら、皮膚科に行って治すことをおすすめします。
水虫治療は、長期間かかると考えて下さい。
足の裏の水虫で最低3か月、もし爪まで水虫に感染していたら1年かかります。
治療のポイントは、次の通りです。
- 白癬菌の増殖を抑える
- 皮膚のターンオーバーを促進する
- 新たな感染を予防する
白癬菌の増殖を抑える
水虫の治療は、肌のターンオーバーを利用して行います。まず、白癬菌の活動を止め、今いる場所からできるだけ皮膚の表面に追いやるか、せめて奥深くに入り込まない状態を作ります。
方法としては、
- 白癬菌の活動を抑える薬剤をぬる
- 清潔を保つ
- 足を常に乾燥した状態にする
白癬菌の活動を抑える薬剤は、出来れば病院で処方してもらった方がいいでしょう。病院なら、飲み薬と塗り薬を処方してくれます。
病院に行く時間や勇気がない人は、市販の塗り薬を使うことになります。薬には相性があるので、効果がなくてもあきらめず、いろいろな薬にトライしてみましょう。
足は必ず毎日洗いましょう。とくに、忘れがちなのが指の間です。5本の指の間すべてをしっかりと洗い、十分に乾かしましょう。
足が蒸れ、白癬菌が繁殖しやすい環境はできるだけ避けたほうがよいでしょう。通勤はパンプスで、オフィスではサンダルで、といった感じでパンプスを履いている時間をできるだけ短くしましょう。
オフィスでサンダルを履きにくいのなら、「外反母趾の治療中です」など通りやすい言い訳を用意しておきましょう。
皮膚のターンオーバーを促進する
水虫の治療は、白癬菌に侵されている皮膚がすべて剥がれ落ち、健康な肌に生まれ変わるまで続けなければ意味がありません。
肌のターンオーバーは通常1か月ほどかかりますが、足の皮膚は固く分厚いため3か月ほどかかります。足の爪が生え変わるにはなんと1年!
肌のターンオーバーを促進するため、新陳代謝をよくする生活習慣を心がけましょう。
- 睡眠の質をよくする
- 食事内容に気を付ける
- 運動をする
新陳代謝をよくする生活習慣は上の3点に気を付けるとよいでしょう。
新陳代謝は、夜に行われます。深い眠りについていると、成長ホルモンが分泌されます。新陳代謝は成長ホルモンの働きによって行われるのです。
食事のバランスも大切です。とくに、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、セラミドが肌のターンオーバーの正常化に深くかかわっています。
運動によっても成長ホルモンが分泌されやすくなります。とくに、ダンベルなどの負荷を使った運動や加圧トレーニング、ちょっと激しい運動をすると、睡眠中と同様に成長ホルモンが分泌されます。
新たな増殖を抑える
水虫が治りにくい理由に、治りきる前に再び白癬菌に感染してしまうことが挙げられます。白癬菌は日々自分の皮膚から剥がれ落ち、いろいろなところに潜んでいます。
白癬菌の感染を防ぐには、日常生活での工夫がいろいろ必要になってきます。
- 靴下をはいておく
- 床掃除を頻回にする
- バスマットは毎日交換する
- 布団を清潔にする
- 靴を消毒する
- 毎日同じ靴を履かない
- バリア効果のある薬を塗る
靴下をはいておくのは、白癬菌をばらまかないためです。白癬菌は皮膚から剥がれ落ちて床に落ちるので、床掃除は出来れば毎日行い、床に白癬菌をためないようにしましょう。
バスマットや布団は白癬菌の温床になりやすいのです。バスマットは毎日洗って干した方がよいでしょう。毎日洗うのが大変なら、バスマットの代わりにタオルを使うとよいですよ。バスマットは家族と共有するのは絶対に避けて下さい。
布団のカバーは週に一度は洗い、布団は紫外線に当てて殺菌しましょう。
靴も清潔にしておきます。家に帰ってきたら除菌スプレーをかけ、乾かします。できれば屋外に干し、紫外線に当てて殺菌したいところです。
靴は何足かローテーションし、しっかり除菌と乾燥をさせる時間を持ちましょう。
それくらい徹底して白癬菌対策をしても、確実な方法ではありません。肌自体を白癬菌からガードしてくれるジェルなどで、肌をガードしてあげるとかなり再感染のリスクを減らすことができます。
↓↓肌をガードしてくれる効果のあるジェルはこちらです。