傷口から水虫に感染することも!足に傷がある人は水虫にかかりやすい!
白癬菌には様々な種類がありますが、動物のそばの土壌に住んでいる白癬菌が最も多いのです。ちょっとした傷口から白癬菌が入り込んでしまうことがあります。また、傷があると水虫に感染しやすくなるので注意が必要です。
白癬菌の住処は?
白癬菌の中で最も種類が多いのは、土壌好性菌と呼ばれるタイプです。人の皮膚の外側を構成するケラチンが大好物なのですが、通常は土の中に生息しています。とくに、犬小屋や牧場など動物がすんでいる場所の土壌に集中して住み着いています。
犬小屋など、動物がすんでいる土壌には、動物の毛や爪のかけらが混じり込んでいます。土壌好性菌タイプの白癬菌は土壌に交じった動物の毛や爪を食べて生きているのです。
もちろん、そう言った土壌好性菌タイプの白癬菌は人間の身体のケラチンも大好物です。人間の体に住み着く機会があれば喜んで住み着くでしょう。
健康的な傷のない素足が土壌好性菌タイプの白癬菌がうじゃうじゃいる地面を裸足で歩いたからと言って白癬菌に感染することはありません。しかし、小さな傷があったら話は別です。小さな傷は白癬菌が入り込む入口になってしまうのです。
土壌好性菌が入り込むのは、足の裏だけとは限りません。土壌好性菌の居る場所で転んでしまったら、その時出来た傷口に白癬菌が入り込みます。膝小僧でも、ほっぺたでも。
もし、転んでできた傷がいつまでたっても治らない、傷が治っても斑点が残って広がって行くといったことがあったら、白癬菌の仕業かもしれません。
傷があると水虫にかかりやすい?
白癬菌はどんなところにでもいます。家族に水虫にかかっている人がいれば、家中が白癬菌だらけです。プールや温泉施設など、たくさんの人が利用する湿度が多い場所の足ふきマットには、必ずと言っていいほど白癬菌が生息しています。
しかし、温泉施設に言ったからと言って、必ず全員が水虫にかかるわけではありません。白癬菌は感染力が弱く、根を張って広がるまでには時間がかかります。
白癬菌が足の裏に付着して、24時間以内に足を洗って乾かせば、白癬菌が足の裏に広がる水虫の状態にならなくて済みます。
しかし、足の裏に傷口があったら、白癬菌は皮膚の中に入り込みやすくなってしまいます。足の裏に傷がある人は、12時間ほどで白癬菌が広がってしまうのです。
たとえば、虫に刺されてかきむしってしまったら。かゆみが去った後はその場所を気にすることは無いでしょう。でも、皮膚の表面には目に見えない小さな傷がついています。油断をしていると、そこから白癬菌が入り込んでしまいます。
足の裏は普段から清潔にし、湿り気のない状態にしておく必要があります。デオドラントシートで時々拭いてあげるといいですね。
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